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日本ダービー検証(3) ダノンプレミアムは強い?(弥生賞編)

本日は「ダノンプレミアムは本当に強いのか?」弥生賞編をお送りいたします。

弥生賞といえば数々の出世馬を輩出しているレースです。今年の弥生賞も、かなりレベルの高いレースだったと思います。

1着はダノンプレミアムでしたが、残念なことに皐月賞回避。日本ダービーにぶっつけで出走して大丈夫かというのは皆さん感じていることと思います。自分の本命もダノンプレミアムなのですが、心配で心配で仕方ありません。

そこで、ダノンプレミアムは(自分の精神衛生的にも)本当に大丈夫なのかを、出世レースとして名高い弥生賞で検証していきたいと思います。

まずは下の表を見てください。これは、1900年から2018年までの弥生賞優勝馬とタイム、日本ダービーの着順を一覧にしたものです。競馬をやる人なら知っている名馬が多いですね。

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日本ダービー検証(1) 脚質について

今週はいよいよダービーウィークです。競馬を愛する者たちにとって、特別な一週間であることは間違いありません。自分も今からドキドキしています。

そこで、今週は日本ダービーを徹底的に研究していきたいと思います。ぜひ予想の参考になさってください。

今日は脚質について考えてみたいと思います。現在日本ダービーに登録されているのは21頭。今のところ、アイトーン・ケイティクレバー・リョーノテソーロの3頭が除外対象なんですが、この内、アイトーンとケイティクレバーは逃げを得意としている馬なんです。

上の表は、今までのレースから日本ダービーで予想される脚質を予想したものです。アイトーンは皐月賞で大逃げを打った3頭のうちの1頭というのは記憶に新しいところだと思います。また、ケイティクレバーは皐月賞こそ逃げなかったものの、好走しているオープンのレースは逃げて結果を残しています。

この2頭が除外となると、日本ダービーではジェネラーレウーノの単騎逃げの可能性が高くなってきます。(枠順次第ではエポカドーロやサンリヴァルもあるかもしれません)

もちろん、このデータは開催時期や競馬場、馬場状態や展開なども違うので、正確なものではありません。一つの目安程度にお考えください。

そして、もう1つ注目ポイントが。表も見ても分かる通り、今回の日本ダービー出走馬、先行を得意としている馬がものすごく多いんです。となると、レースとしてはハイペースになる公算が大きいのではないかと。

そこで、過去10年の日本ダービーの勝ち馬を調べてみました。なんと、2008〜2017年のダービーの内、先行で勝っている馬は、ワンアンドオンリー・ディープブリランテ・ロジユニヴァースの3頭しかいないことがわかりました。ロジユニヴァースが優勝した日本ダービーは40年ぶりの不良馬場で、上位3頭が5番手以内というレースだったので、これは参考外と考えていいでしょう。

ちなみに、ここ10年の日本ダービーで、逃げ切って優勝した馬はただの1頭もいません。脚質が逃げで優勝した馬は、なんと21年前のサニーブライアンまで遡ることになります。

また、レース序盤から4コーナーまで、前3番手以内で競馬をしていた馬も苦戦傾向にあります。

前の方で競馬をする皐月賞馬エポカドーロや、当日1番人気が予想されるダノンプレミアムにとってはなんとも不吉なデータです。

話を戻します。今年の日本ダービーがハイペースになると仮定すると、展開から浮上するのは以下の馬たちということになります。

・キタノコマンドール
・グレイル
・ゴーフォザサミット
・ステイフーリッシュ
・ステルヴィオ

青葉賞を勝っているゴーフォザサミットは共同通信杯でグレイル・ステイフーリッシュに先着しているものの、1着のステルヴィオには大敗しており、その結果を考えるとステルヴィオが有利かもしれません。(もちろん、距離を考えなければ、ということになりますが)

また、そのステルヴィオに皐月賞でハナ差まで迫ったキタノコマンドールは距離適性から逆転もありそうです。

脚質的にはステルヴィオとキタノコマンドールに分があるということで結論づけたいと思います。

明日は、「もしスローペースだったら」という仮定より検証を行ってみたいと思います。

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