本日は「ダノンプレミアムは本当に強いのか?」弥生賞編をお送りいたします。
弥生賞といえば数々の出世馬を輩出しているレースです。今年の弥生賞も、かなりレベルの高いレースだったと思います。
1着はダノンプレミアムでしたが、残念なことに皐月賞回避。日本ダービーにぶっつけで出走して大丈夫かというのは皆さん感じていることと思います。自分の本命もダノンプレミアムなのですが、心配で心配で仕方ありません。
そこで、ダノンプレミアムは(自分の精神衛生的にも)本当に大丈夫なのかを、出世レースとして名高い弥生賞で検証していきたいと思います。
まずは下の表を見てください。これは、1900年から2018年までの弥生賞優勝馬とタイム、日本ダービーの着順を一覧にしたものです。競馬をやる人なら知っている名馬が多いですね。
弥生賞勝利馬28頭のうち、日本ダービーに参戦した馬は23頭います。(ダノンプレミアムは含みません)このうち、ダービー馬となったのは以下の5頭です。
1993 ウイニングチケット
1998 スペシャルウィーク
2005 ディープインパクト
2009 ロジユニヴァース
2016 マカヒキ
注目すべきは、この5頭全てが皐月賞を経由して日本ダービーに向かっているということです。今年のダノンプレミアムは皐月賞未出走… うーん…
そこで、この表を勝ちタイム順に並べたのが次の表です。ちなみに、脚質はJRAの発表に基づいています。(ディープは先行となっていますが、どちらかというと追込ですね)
この表を見る限り、タイムは4位タイ。なかなかの数字です。しかし、マカヒキのタイムハンパないな。
さらに、上がり3Fのタイム順に並べ替えると…
なんだこりゃ、とんでもねぇぇぇぇ!
ダノンプレミアムの上がり3F、あのディープインパクトと一緒なんです。しかもですね、走破タイムの差は1.2秒。ダノンプレミアムとディープインパクトが同じレースで走っていた場合、4コーナーまでは6馬身の差がついていて、そこからヨーイドンで走ってようやく同着になるかどうかというタイムなんです。ご参考までに、ディープインパクトとダノンプレミアムの弥生賞のレースを動画で貼っておきます。どちらも惚れ惚れするくらい素晴らしいレースですよねえ。
もちろん、展開が違うので、一概にこうだと言えるわけではないのですが、間違いなくダノンプレミアムが強いということだけは言えます。(頭数は両レースとも10頭で同じです)
この2018年弥生賞、実はダノンプレミアムだけではないんです。2着のワグネリアンは上がり3Fがなんと33.7! 3着のジャンダルムも上がり34.1と、いずれもダノンプレミアムと同様か速いタイムとなっています。良馬とも皐月賞を経験しているということで、順調さで言えばダノンプレミアムよりも上ですね。
ということで結論。「ダノンプレミアムは怪物級の強さだが、ワグネリアンとジャンダルムも見限れない」という感じでしょうか。
こりゃ皐月賞も調査が必要ですね。調べれば調べるほどドツボにハマりそうな気がしてなりません。
コメントを残す